授業中、しょっ中机の上の物を落とす子がいます。その度に席を立って取りに行ったり、周りの子に拾ってもらったりします。
これを教師が拾ってあげてはいけません。
どうしてかというと、それをやっていると、授業が一旦そこで止まってしまうからです。
教師は、「ガシャーン。」と大きな音を立てて、筆箱や、色鉛筆が落ちたとしても、何事もなかったかのように、淡々と授業を進めます。
でも、拾ってくれる周りの子を止めてはいけません。
「えらいね。」「ありがとう。」と教師が声を掛けてあげましょう。
さっと席を立って駆け寄り、拾ってあげる子は、大抵授業がよく分からない子や、少し退屈している子です。いい息抜きになって、教師からも褒められて、気持ちよくなります。
そして、よく落とす子に限って、当たり前のように、友達に拾わせていることが多いのです。
そのときは、すかさず、「自分でも拾わないとだめだよ。いいね。〇〇さんにはいいお友達がいっぱいいて。きちんと『ありがとう』と言おうね。」と言って、実際に言わせるようにします。
こんな小さなことの繰り返しで、クラスの雰囲気はよくなります。
ここからは、後日書き足した追記です。
ちょっとかっこつけすぎたので、2点付け足します。
「ダメ教師」の私が書いたこの記事には、管理職になるような先生や、厳しい先生が決してしないことが入っていました。
「ダメ教師」の私には、ここに書いたとおりにできないことも実は多くありました。
その2つとは何か‥。
まず、今までしょっちゅう物を落とす子の個別支援に当たってくれた管理職の先生方は、机の上の物が落ちても、落とした子に自分で拾わせます。厳しい先生もそうです。
ですから、きっとこのやり方が正解です!?
そして、実際は、友達に拾わせる時間がもったいないので、私がささっと落ちた物をひろってしまうことも多かったです。だって、周りの子たちがどんどん寄ってきて、それこそ授業になりませんから!?
ごめんなさい。結局惑わせてしまっただけですね。