うつ

うつのこと①


教職21年目、44歳で、うつ病になりました。

学級崩壊を経験した年度の2年後のことです。

それまで、自分の性格を自分自身で全く理解していませんでした。

今では笑っちゃいますけど、「我慢強い」「大ざっぱ」なんて、思っていたんです。

学級崩壊のときも、その後も、嫌なことがあっても、誰にも話さず、我慢して勤務し続けていました。

そんな中、その年に受け持ったばかりの1年生の子どもたちが、本当に大変でした。

発達障害でパニックになってしまう子や、身の周りのことができない子、みんなのペースに合わせられない子などが、特に多かったんです。

その頃には、私は、今思うと、毎日全身がだるく、食欲も落ちてしまって痩せてきていました。

もうこれ以上は無理だ、と思いました。

5月のことです。

夕方、教頭と教務主任に相談に行きました。

「そうかなあ。そんなに大変な子たちかな。普通だと思うよ。」

というような返事でした。

その言葉を聞いて、完全にやる気を失ってしまいました。

次の日、学校を休んで、インターネットで心療内科を探し、すぐに診てくれるところを見付けて、受診しました。

「仕事が休めるような診断書を書いてください。」と、病院の先生にお願いしました。

私は自分のことを病気だとは思っていませんでしたが、診断の結果は、「『うつ』で、しばらく仕事を休んだ方がいい。」ということでした。

それまで、夫にも、職場の大変な状況を話したり、「休みたい。」とか、「つらい。」とかの愚痴も言ったりしたことがなく、その日の夜、泣きながら、それまでの数年の出来事を話しました。

主人もよく理解してくれました。

診断書をもらい、しばらく休むことができました。

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