学びの保障

すぐに教師の数を増やして!


いよいよ、緊急事態宣言が全国で解除され、本格的に、どの地域でも、学校の再開が始まります。

各地域の教育委員会ごとに、再開当初の授業の予定や、給食開始の時期、分散登校を行うかどうか、などの違いがあるようです。

そして、どの学校も、学習の遅れを取り戻すために、授業日を増やしたり、1週間当たりの授業時間数を増やしたりするようです。

しかし、休校の期間は、多いところでは、3月1日から、5月31日までの3か月分にもなります。

その間、どの学校も、遠隔授業や、映像授業、プリント学習などを行ってきました。

とはいえ、公立の小・中学校で、それらを、授業時数に入れるところは、おそらくないでしょう。

1か月平均授業日が20日として考えると、20日×3か月で何と60日もの日数分の授業が、未履修ということになります。

もう、すでに、今年度中に、不足分の授業時間数を取り戻すのは、無理です!

これだけの日数分の授業を、令和3年3月31日までに終わらせるための方法を考えてみました

① 毎週土曜日→1か月4日×9か月=36日

② 夏休み10日、冬休み3日→10日+3日=13日

③ 月曜日から金曜日までの授業時間を1時間増やす→1週1時間×36週=36時間(約6日

④ 運動会や学芸会などの行事をなくす(やったとして考える・準備や練習の時間も含める。)→

合計 36日+13日+6日+5日=60日

こんなに大変な学校生活、普通に考えて、不可能ですよね。

国がやろうとしていることは、「授業時間数は、確保できないけど、学校さん、工夫してやってね。」

ってことですよね。

では、どうやるのか。

1単元にかける授業時間数を減らすしかないです。

こうすると、理解できずに、落ちこぼれる子がたくさん出てきてしまうと考えられます。

そこで私が考えました。

Photo by fauxels on Pexels.com

そのためには、「先生の数をできるだけ増やす。」という案です。

40人の子供を3人の先生で見られると一番理想的なのですが、それが無理なら、最低2人の先生で見るようにする。

教員免許をもっている人をできるだけたくさん雇って、少ない授業数でも、どんどん授業をすすめられる体制を整えるのが一番だと思うんです。

国が、スーパーシティー法案とか、旅行券とか、オリンピックとか、カジノとかにかけるお金を、非常事態の今は、子どもの学習権を確保するためにどんどん回すべきです!

そうでないと、子どもも先生も、確実に、倒れてしまいます!

皆さんも声を大にして、訴えましょう!

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“すぐに教師の数を増やして!” への 2 件のフィードバック

  1. うちの子のクラスは32人を一人の先生が担当しています。普通の授業でも発達障害気味の子が騒いだりして進まないことが多く、昨年も残り1ヶ月(3月中)で追い込みかけるぞ!というときに休校。
    そして、来月から登校開始ですがクラスを午前と午後に分けて2~3時限ずつ…。夏休みも短縮してはいますが間に合う気がしないです。

    いいね: 1人

    1. コメントありがとうございます。自公両党が、今年度の学年末を、2週間から1か月程度延長する案を出したそうです。今年度と来年度で、学習の遅れを取り戻す案だそうです。子どもも、先生も、保護者も先が見通せず、大変ですね。

      いいね: 2人

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