来年度の9月入学は「なし」になったようですが、また、新たに、5月か6月入学の可能性が出てきました。
新型コロナウイルスの影響による長期休校を受け、文部科学省が今年度行う大学入試を後ろ倒しする検討を始めている。萩生田光一文科相は29日、出題範囲を限定することも含め全国高等学校長協会を通じて全国の高校にアンケートし、6月中に入試の時期や内容を公表すると明らかにした。文科省によると、今年度は、総合型選抜(旧AO入試)が9月以降出願、学校推薦型選抜(旧推薦入試)が11月以降出願、大学入学共通テストが来年1月16、17日実施、個別試験が来年2月以降に予定されている。しかし休校の長期化で学習に差が出かねず、生徒や学校から不安の声が出ている。文科省は総合型については少なくとも2週間後ろ倒しする方針。萩生田文科相は「個人的には少し余裕をもたせたい。現場の声を聴き早急にまとめたい」と述べた。※朝日新聞2020年5月30日朝刊「全国の高校にアンケートへ 大学入試の後ろ倒し検討」
この2021年入試について、解決策として関係者の間で急浮上しつつあるのが「臨時的な5月か6月入学」です。
5月入学だと、大学入学共通テストを2月中旬に実施。個別入試を3月から4月にかけて実施するので、日程に余裕が出ます。
6月入学だと、大学入学共通テストは3月中旬にまで後ろ倒しにできます。
この案は、高校3年生のみ、卒業を4月か5月に延長し、大学入学を、5月か6月にするという考えのようです。
ただし、高卒で就職する生徒がどうなるかについては、言及されていません。
また、中学受験や高校受験はどうなるのかも心配です。
さらに、現在高2の生徒が、来年度高3になるので、4月は、(又は、4月・5月は、)全国の高校3年生は、現在の3分の4倍の人数になるのでしょうか?
それとも、現在の高2は、来年度が終わっても、高3が卒業するまで、高3になれず、自宅学習なのでしょうか?
どちらにしても、一刻も早く結論を出してあげないと、受験生も、社会も、学校も不安と混乱が続いてしまいます!